Panspermia Mix @ amp'box Recording studio
先日A-Z modeでお伝えしたように
アルバム「Pansperumia」のミックスをした
山田 ノブマサさんのスタジオ
「amp'box Recording studio」が
新天地に移転お祝いのパーティーへ行ってきました。
去年6月〜8月の約3ヶ月に渡り
山田 ノブマサさんのスタジオ
「amp'box Recording studio」にて
アルバム「Pansperumia」のミックスと
マスタリング作業を行いました。
Facebook、Twitter、Instagramなどでは
写真などアップしてたけど、発売に向け忙しく
A-Z modeではアップできずにいました。
なので、前後してしまいましたが、ここで、
1年の時を経て(笑) 去年
「amp'box Recording studio」で行われた
レコーディングのミックスとマスタリングの
様子をお届けします。
ノブマサさんは元々はビクターのエンジニア
現在はフリーで、LOVE PSYCHEDELICOをはじめ
あげればきりがないほど、数多くのミュージシャンの
ミックスをしている。
僕は、ブリテッシユ系が強いとというイメージが
あったんだけど、ブラジルのミュージシャン
ボサノヴァ系のミックスなんかもしていて
これがまた良い!
またドラマーでもあり、LOVE PSYCHEDELICO
のレコーディングでいつも叩いているとのこと。
あとジャズなんかもライブでやっているそうだ。
無造作に置かれた貴重な機材の数々
興味ない人にはなんのこっちゃ
もっというとガラクタ(笑)
僕らミュージシャンにとっては涙もの
ビンテージもの、レアもの、
新旧入り乱れての高価な機材
さらに、機材につなぐ電源や中身のパーツ
までこだわり自分で作ってしまう。
バイクや車をいじるのが好きだというから
根っからの機械マニアなんだろう。
パーツや、チューブの真空管に至るまで
凄いこだわりよう。
これは僕のアルバムにとても重要な意味があり
おかげで、最高に満足の行くミックスが出来た。
レコーディングはいつも事前にデモ作りや
プリプロをしてからレコーディングに入る。
しかし、現在は機材や、PCや、デジタルの
進化のおかげで、デモ作りの段階から
本番さながらに、細かく作り上げ
ていくことができる。
出来上がった曲に、シンセなどのキーボード
以外の楽器をレーディングスタジオにて
生の楽器に差し替えてゆく(レコーディングする)。
今はパソコンやキーボードの音源で
あらゆる楽器の音を出せるので
僕もデモの段階では音源を使って
アレンジし、シミレーションをする。
音楽のジャンルや、人によって、
あるいは時に僕も、時間や予算の都合とか
その時々で、そのままの音源を
活かす場合もある。
でも、どちらかというと、面白いとか、
効果的に、そっちの方が良い場合で、
やはり出来る限る本物、生の楽器を使い
マイクで音を拾い、その空気感も
一緒に録音したいと思うわけで、
そこは重要で、こだわりたいところである。
今回のアルバムPanspermia は
コンセプトもそうなように、
60年代サイケデリアを『21世紀サイケデリア』
として表現と言ってるように
60年代後半から70年代前半の
ブリテッシュサウンドの匂いをプンプンさせたくて
(て言うかいつもだが、笑) 使う録音する
楽器や音色、骨太で個性的な機材やマイクを使い
空気感などをこだわってレコーディングした。
そして、録り終えたあと、もう一つ
最も重要でこだわらなければならないのが
ミックスダウンである。
ミックスの様子や使った機材を
事細かく説明してもおもしろくないだろうし
あまり説明するのも好きでないので
ざっくり言うと、そして、さっきから
何度も言ってるかもしれないが、
僕が子供のころ聴いてきた
その時代のサウンドは、現在にはない
ぶっとくて独特の空気感、世界観がある。
その雰囲気を再現したくて
エンジニアの山田さんと
あ〜でもない、こ〜でもないと
皆まで言わんでもわかる、みたいな感じで
楽しいミックスの日々を過ごした。
ミックス作業は、ノブマサ、マジックで
おかさまで、どの音もぶっとくて、芯があって
個々の音が浮き出て立体感がある
仕上がり、どれもカッコよく、嬉しい限り
ミックスは順調に進んでいった。
とにかく
ミックスダウンもマスタリングも
僕が出来ることは、ほとんどなく(笑)
出来上がった料理をどう盛り付けするか
エンジニアの山田さんの腕一つ。
僕は聴いて口出すだけ(笑)
箇所箇所チェックしたり、ひたすら聴くだけ
聴いては、あそこはもう少しこうとか
この楽器が小さいとか、もっと大きくとか
言うだけ、そして、また作業に入ると
出来るまで、ずっと待っているだけなんで
ギター弾いたり、ドラムを叩いて
遊んでるだけ(笑)
現在は録音からミックスまで、
PCの中で全ての作業ができる時代。
もちろん、それだけでは僕の趣旨に
反するので、レコーデイングの段階でも
マイクやアンプ、アナログミキサーや機材を
経由して録音した上に、ミックスでまた、、、
こういったことができるのは
現代のデジタルテクノロジー
だからこそのなせる技
amp'box Recording studio にある
ビンテージやアナログ機材など
超高価で豪華な機材を使い
ノブマサ、マジックで
何度も何度も外を通り内へと戻る(笑)
を繰り返し、古き良きアナログの名機と、
最新機材のデジタルテクノロジーを使って
本当に贅沢に仕上げました。
古き良きものと最新テクノロジーの融合で
まさに理想的で最高のミックスが出来上がり
さぁ、次は最終段階のマスタリングのみ。
マスタリングは大体1日あれば終わるもので
いつもように簡単に考えていました。
しかし、出来上がったCD全体のレベル
というところで、なるべく大きい音にしたいという
色気が出てしまい、ノブマサさんに
結果、3回もやり直してもらったという....。汗
ご足労をおかけしてしまいました。
6月後半から7月前半に終える予定が
それによりズレ込み、ライブなどもあり、
スケジュールも合わず、日にちが空いてしまい
納品ギリギリの8月中頃に3回めの
マスタリングへてめでたく完成!!
楽曲も、サウンドも
ただ、60〜70年代をリスペクトし
ノスタルジーに浸りその当時の
まんま再現するのはおもしろくないし
焼き直しをする気もさらさらなく
新しいこと、実験、試みがなけれつまらない。
アルバムPanspermia には
新旧の融合、今だから出来ること、
新しい実験、試みがたくさん詰まっている。
僕が好きで聴いてきた、
音楽をやるきっかけとなった、
60〜70年代サイケデリアを融合し
僕なりに現代の『21世紀サイケデリア』へ
楽曲もサウンド、現在僕が聴きたいと思う
CDが作れたと、表現できたのではないかと
自負しています。
そして、
山田 ノブマサさんのセンスと
スタジオ「amp'box Recording studio」
の個性が色濃く反映され出来上がった
アルバムでもある。
ノブマサさん、素晴らしいミックスありがとう!
移転お祝いのパーティーで、
新しいスタジオの構想を少し聞かせて
いただきましたが、まるで理想郷。
新しい amp'box Recording studio
楽しみにしてます。
ノブマサさん、益々のご発展ご活躍お祈り致します。
さて僕は、現在3つのレコーディング、
プロジェクトが同時に進行中であり
去年からスタートしている
SEED OF THE EARTHのレコーディング
今年初めにスタートした次のソロアルバム
そして、それとは別に30周年を記念した
アルバムを作ろうということで、制作スタート
現在はそのレコーディングに向け
引きこもりプリプロ、デモ作り
地味で地道な作業の真っ只中である。
上二つは、結果的にスローペース
となってますが、どれも良いもを作りたい
残したいとこだわって作ってますので
アヅマニアのみなさん、
どうぞ楽しみに待っていてください♪( ´θ`)ノ
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